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のびゆく農業:No.1021:米国の小売り・消費段階における食品ロス

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■原題:
・Buzby, Jean C., Hodan F. Wells, and Jeffrey Hyman. “The Estimated Amount, Value, and Calories of Postharvest Food Losses at the Retail and Consumer Levels in the United States, EIB-121, U.S. Department of Agriculture, Economic Research Service, February 2014 (原文PDF)

■発行:2015年3月31日

■解題:三石 誠司→1021解題等(PDF)を読む(本編の一部を無料でご覧頂けます)

■翻訳:三石 誠司

■対象:アメリカ

■ページ数:52p.

■在庫:あり

■目次:

  • 解題…2
  • 米国の小売り・消費段階における食品ロス-…8
  • 背景…8
  • 食品ロスのエコノミクス…17
  • データと手法…23
  • 結果…24
  • 数量…25
  • 金額…28
  • 熱量(カロリー)…31
  • ディスカッション…34
  • 付属表-ERSのLAFA(Loss-Adjusted Food Availability)
    データおよび食品ロスの数量と金額の算出方法…38
  • ロス修正後の利用可能な食品(LAFA)データの構成…39
  • この報告書の推計の詳細…40
  • データの限界…45
  • References…48

■解題より:

 本稿は2014年2月に米国農務省経済調査局(USDA-ERS)のジーン・バツビー(Jean C. Buzby)、ホーダン・ウェルズ(Hodan F. Wells)、ジェフリー・ハイマン(Jeffrey Hyman)による報告書「The Estimated Amount, Value, and Calories of Postharvest Food Losses at the Retail and Consumer Levels in the United States」、直訳すれば「米国の小売りおよび消費者レベルにおける収穫後の食品ロスの数量・金額・熱量」の全訳である。

 食品ロス(food loss)および食品廃棄(物)(food waste)は今や世界中の大きな関心を集めている。この問題は、現在および将来における我々の食料をいかに確保するかという戦略的あるいはビジネス的な視点だけでなく、いかなる形で食と農のあり方が今後の我々の生活にとって望ましいものであるかという各国と各地域の歴史や文化、そして慣習などを踏まえた価値観あるいは倫理観に直結する大きな問題を含んでいる。

 世界レベルでこの問題を取り扱った最近の報告書としては、国連食糧農業機関(FAO:Food and Agricultural Organization of the United Nations)が2013年9月11日に公表した「食品廃棄物のフットプリント:天然資源への影響(Food Wastage Footprint:Impacts on Natural Resources)、訳注:FAOは、品質の劣化や廃棄など、いかなる形であれ失われたものとしてfood wastageを用い、この用語はfood lossとfood wasteの両方を含むとしている」がある。ここでFAOは、世界中で1年間にロスまたは廃棄される食品の総量を13億トン、金額にして7,500億ドルと推計している。

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