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のびゆく農業:No.1024-1026:新しいCAPにおける環境公共財―グリーニング案の影響と考えられ得る代替策―

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■原題:
・Alan Matthews. 2012. Environmental Public Goods in the New CAP: Impact of Greening Proposals and Possible Alternatives. PE 474.534. Directorate General for Internal Policies, European Parliament. (原文PDF)

■発行:2015年9月30日

■解題:西川 邦夫→解題等(PDF)を読む(本編の一部を無料でご覧頂けます)

■翻訳:西川 邦夫

■対象:EU

■ページ数:86p.

■在庫:あり

■目次:

  • 解題…2
  • 新しいCAPにおける環境公共財―グリーニング案の影響と考えられ得る代替策―…11
  • 1.はじめに…11
  • 2.CAPのグリーニング―基本原則―…14
  • 3.ヨーロッパ委員会の提案…20
  • 4.生態重点地区…28
  • 5.作付多様化…35
  • 6.永年放牧地規制…41
  • 7.横断的問題…46
  • 8.ヨーロッパ委員会の提案への柔軟性の追加…54
  • 9.第2の柱を通じたグリーニング・…65
  • 10.結論…71
  • 訳注・References…82

■解題より:

1.はじめに
 本訳は、Alan Matthews. 2012. Environmental Public Goods in the New CAP: Impact of Greening Proposals and Possible Alternatives. PE 474.534. Directorate General for Internal Policies, European Parliament. の日本語訳である。紙幅の都合上、大部分の図表、囲み記事、引用文献、付録は省略した。詳細を知りたい読者は、以下のヨーロッパ議会のウェブサイトを参照されたい。http://www.europarl.europa.eu/RegData/etudes/note/join/2012/474534/IPOL-AGRI_NT%282012%29474534_EN.pdf

 2009年に発効したリスボン条約により、共通農業政策(CAP)も共同決定Co-decisionの対象となった。立法過程において、ヨーロッパ議会European Parliamentにはヨーロッパ委員会European Commission・閣僚理事会Council of the EUと同等の権限が与えられることになり、CAP改革にヨーロッパ議会が果たす役割は大きくなった。本訳の原文は、ヨーロッパ委員会によって2011年に提出されたCAP改革案について、ヨーロッパ議会農業・農村振興委員会(COMAGRI)による諮問に対する報告書として、ダブリン大学トリニティ・カレッジ名誉教授のアラン・マシューズ氏が執筆したものである。マシューズ氏はアイルランドにおける農業政策研究の第1人者であり、今回のポスト2013年CAP改革Post-2013 CAP Reformの目玉であるグリーニングGreeningの評価者として白羽の矢が立った。なお、この論文は以前に訳者が本シリーズで翻訳した、アラン・スウィンバンク氏の論文と対を成すものである。CAP改革の全体像を検討したそちらの方も参照されると幸いである 。

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