・アメリカの国際食料援助―その概要―

■発行：2023年3月31日

■解題・翻訳：西川　邦夫（茨城大学）

■対象：米国

■ページ数：40p.

■在庫：あり

■目次：

解題
アメリカの国際食料援助―その概要―
はじめに
法的管轄権・
国際食料援助プログラム
食料援助資金
最近の政権による提案
連邦議会が直面する課題
将来を考える

■解題より：

本訳は、Alyssa R, Casey and Emily M, Morgenstern (2021) U.S. international food assistance: an overview. CRS Report. R45422 (https://sgp.fas.org/crs/row/R45422.pdf) の日本語訳である。CRS Reportはアメリカ連邦議会調査局（Congressional Research Service）が連邦議会議員のために、様々な政策課題に係る情報を整理・分析してコンパクトに提供する論文シリーズである。

今回は、アメリカの国際食料援助についてまとめた論文を翻訳の対象とした。アメリカはカナダとともに、第2次世界大戦後に本格化した食料援助を始めた国である。現在でも世界最大の食料援助国（donors）であるが、現物支援の維持を中心にそのあり方は国内的にも、また国際的にも批判を浴びているのが現状である。Casey and Morgenstern論文は、アメリカの食料援助を取り巻く状況を分かりやすく解説している。